一般的なカワイピアノの音色とはどのようなものでしょうか?
私が今までみてきたカワイピアノの特徴ですが、全体に渡り音にまろやかさと言うものが感じられます。
よくヤマハピアノと比べられるのですが、よく言えば耳に優しい音色、悪く言えばこもった音色と言うことが言えます。
製造された年代や機種により個体差があるのですが、年代が新しくなるほどその特徴が強くなっているような気がします。
カワイピアノに見られる特筆すべき良いほうの特徴として低音部の鳴りがいつまでも衰えないと言うものがあります。
ヤマハピアノが量産されていたバブル期のほとんどのタイプが年数を経るにつれ低音部が鳴らなくなっていきます。
技術用語でボン線と言いますが、その名のとおり音がボンッと響きない音が鳴ります。
ボン線についてはこちら。(※編集中)
カワイピアノにおいてボン線を聞くことは私の経験上ほとんどありません。
変わりに中音部や高音部の鳴りが悪くなっているピアノはよく見かけます。
結論としてカワイピアノの音色は確固たる意思を持って作られていると言えるということです。
シゲルカワイモデルの評価が高いようですが、研究課題中でして年数を置いて結論を出したいと思っています。