2017年6月10日土曜日

アップライトピアノ、タッチウエイト調整

すアップライトピアノのタッチウエイト調整


メーカー 機種  

ヤマハ  U1A  S33年製造


弾きづらくはないがタッチ感が軽いため弾き応えに欠けふわふわとした感覚、コントロールがしにくい。


フリクション関係

整調は通常の調整範囲での寸法内、スティック等修理済み。鍵盤のスティックやガタ等ない状況。


スプリング類のチェック

BSF 8g前後

DSF  30g前後

JSF  未測定


ダンパースプリングの力が全体的に弱いので調整。タッチへの影響はあまり感じられず。


ストライクレシオの測定


key No.33

DW46  UW30  BW38  F8


2gおもりによる測定

BW42  SR2





アクションレシオの測定

6ミリジグによるハンマー移動距離 28ミリ

AR4.6






SR値がアップライトと言う事で小さい値ですが、もう少し増やしたいところかなと


ハンマーストライクウエイト測定







低音部にかなりバラツキ、軽いものが目立つ

中音部も軽いものが多く全体的に重いものに合わせる設定で揃えたいところ

ハンマー交換はしないので鉛を入れて調整予定。


その上でタッチ感を確認しながらキャプスタン及び必要であればパンチング加工によりレシオ調整します。

バットスキンについては摩耗が少なく今回はそのまま使用予定。


上記等の調整との具合を見ながら鍵盤鉛による慣性モーメント調整をしてみる予定。

鍵盤類の測定についても後日して原因を更に探ります。


後日追記予定


参考  http://yujipiano.blogspot.co.nz/