バットスプリングコードはアップライトピアノアクション内部の一部品。
バットに取り付けられ、バットスプリングの張力を作る働きをする。
使用や経年変化により切れてその機能を果たさなくなる場合もあり、張替交換修理が必要である。
バットフレンジコードの材質としては絹やナイロンにて作られている。
YAMAHA製の一部の機種・時代のものでは２０年～３０年ほどで切れる仕様になっている。
その前兆としてもともと白色だったバットフレンジコードが茶色に変色をしてくる。完全に茶色くなったものはもろくすぐに切れてしまう。
張替えをせずに放置をすると、打鍵の際解放されたバットスプリングがピアノ本体方向についているダンパー機構にあたり折れ曲がってしまう。
最悪の場合その折れたバットスプリングがダンバースプリングやダンパー機構などにからみハンマーが戻らず打鍵できなくなることがある。
切れてしまったものは早めに修理しなくてはならない。
