2007年7月6日金曜日

和音の秘密

あるヴァイオリン奏者のかたとお話をしていてインスピレーションを得た事。

ピアノは和音を創り出す事ができる楽器だがそのひとつひとつの押さえた和音の響き具合により音が変化する。強弱やなんかの微妙な音の出し方を工夫して出せるピアニストのかたの話をされていて納得するところがあった。

自分の経験でも狂ったピアノで様々な人の演奏を聴く機会が多いのだが、中にはまるで調律の狂いを感じさせない演奏をする人がいるものだ。本当に不思議なのだが"あれっ"きれいな音のピアノになってるって。

その演奏者のかたは無意識のうちに心地よい和音を作り出しているのかもしれないが技術者からみれば驚くべきことだ。

調律不要論?! そんな事はないと思うのだがその秘密を探ってみるのもおもしろそうだ。